本セミナーはドリームスコープQ&Aリクエストフォームに投稿された「ＥＳＤのマーキング、周囲切開、剥離のコツを教えてください」というリクエストに応じて作成されたセミナーの第三回である。今回は第二回に引き続き、実践編と題し、局注から剥離まで一連の流れを実際の症例の動画を用い解説する。解説する症例は体下部大彎の局所遺残病変。使用デバイスはITナイフⅡ、針状メス及び先端アタッチメントである。ITナイフの操作が困難で出血も多い部位でのESDに関し、先端アタッチメントを使用した呼吸性運動のコントロール、剥離のきっかけを針状ナイフで行うなどのコツが多く紹介されており、エキスパートならではのテクニックを多く学べる内容となっている。